KariLaboと書いてカリラボと読む

はじめましての方も、お知り合いの方も、ようこそ、KariLaboへ。

ここは本日、公式サイトのリニューアルと同時にオープンしました。KariLaboとは文字どおり「Karin」と「labo」を合わせた造語で、『”人生、日々実験”の精神で、興味のあることにはどんどん飛び込んでいこう』という、いまの自分の気持ちを表しています。・・などと大きなことを言いながら、大半は愛犬と戯れている写真ばかりになる可能性もありますが。でも、すこーしだけ期待して、ふらっと覗きにきてみてください。もしかしたら、なかなかおもしろい実験をしているかもしれません。

さて、今日は最初なので、ちょっと長くなりますが公式サイトのリニューアルのお話をさせてください。このサイトには私の大切なものがつまっています。その大切なものを、いかにこのサイトで表現していくかをじっくりと考え、ていねいに形にしていきました。

背景に流れる写真は鎌倉の自宅にあるプライベートスタジオです。その名も「KariLabo Studio」。この写真は友人の写真家、有高唯之さんに撮っていただきました。ドキュメンタリズム漂う独特な質感で切り取られた写真の数々からは、私がそこでどう過ごし、音楽とどう向き合い、そこにはどんな空気が流れているのかがリアルに感じられます。私のちいさなスタジオをこんなに素敵に撮ってしまう有高さんは本当にすごい。

そして、この写真を使って素晴らしいサイトに仕上げてくださったPDICの岩崎さん。女性ならではの細やかな気遣いと、豊かな経験から発想される数々のアイデアのおかげで、私にはもったいないほどの素晴らしいサイトが完成しました。感謝してもしきれません。サイト、大切に使わせて頂きます。また、PDICさんは駆け出しの頃からずっとお世話になっているので、こうして自分の歩みを見続けて頂けていることが凄くありがたいです。

そのほかにも、サイトを作っていくなかで、私はたくさんの方々に支えて頂いているのだと痛感することがなんどもありました。今回のサイト制作にお力を貸してくださった皆様はもちろん、”Works”のサウンドプレイヤーにのせる曲を選んでいるときなどは、その曲を作ったころのことを思い出し、しばし感慨にひたりました。たったひとりで飛び込んだ音楽業界、、というかエンタメ業界の大きな海のなかで、いかにたくさんのひとびとが私を自分の船に乗せてくださり、ときに褒め、ときに励まし、ときに叱ってくださりながら正しい航路へと導いてくださったか。私なんぞ、いつ溺れて消えてもおかしくなかったのに、いまこうして音楽を続けられているのは皆様のお陰です。

そんな気持ちで作り上げた新しいサイトで、あらゆる垣根を越え、たくさんの皆様と出会い、つながることができますようにと、こころから願っております。

中野カリン