みんな家族

この度の熊本地震によりお亡くなりになれれた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

こうして文章を書いている最中にも、震度5強の揺れがあったとニュース速報が流れました。震度5強と言えば、東日本大震災のときの東京の震度と同等です。あの恐ろしく大きな揺れが余震として幾度も襲ってくるなんて、どれだけ不安なことか。どうかどうか余震が止み、被災地のみなさまが安心して過ごせる生活が一日も早く再開されますようにと願って止みません。

また、犬と生活している身としては、被災地のわんちゃん、ねこちゃんをはじめ、家族の一員として過ごしていた動物たちの状況が心配です。行方不明になっている子や、一緒に避難所に行ったけれど室内に入れてもらえず家族と離れて過ごさなければいけない子など、想像するとかわいそうで心配で涙が出ます。こういった現状の背景には色々な事情があるのは承知しておりますが、動物と暮らす者にとっては「みんな家族」なんです。一緒にいられないことは身を引きちぎられるような思いなのです。どうか家族を思う飼い主たちの気持ちに寄り添って頂き、寛大な措置が取られますようにと願っております。

地震大国と呼ばれる日本に住んでいる以上、どこにも安心な場所はありません。私が住んでいる鎌倉は海と山に囲まれており、津波や土砂災害など大地震による被害は甚大なものになることが予想されます。今回の熊本地震に際し自分になにが出来るかを真剣に考えるとき、必然的に、自分自身が被災者となったときにどうあるべきか、またどういった備えをしておくべきかなどを考えることにもなります。私自身も「みんな家族」の意識を忘れずに、自分の家族だけでなく、まわりの家族のみなさまのことも考えられる人間でありたいです。

Karin